としまえんを南北に分かつ石神井川に思うこと。
下の地図の通りとしまえんを南北にきれいに分けて流れる石神井川、その水源は意外にも近いところにあります。
東京都花小金井市の小金井ゴルフ場が水源です。距離は25.2kmで、最終的には隅田川に流れていく川です。
としまえんの南側、プールの辺りが昔豊島氏が築城したとされる練馬城あったところです。
ここは石神井川の南北の崖を利用して防御を高めていたとされています。
確かにとしまえん正面ゲートから遊園地方面に歩くとずーと下っていくことになります。
逆にプールに入場するには坂を頑張って登っていくことになりますよね。
春には石神井川沿いは桜が綺麗です
普段は何の表情を見せることのない石神井川ですが、春だけは輝きます。
桜が植えられて、としまえん無いだけではなく石神井川沿い一体が桜の見どころとなっています。
としまえんでも3月20日~4月7日に「としまえん桜まつり」と題してライトアップ、イルミネーションが始まりますし、3月17日~4月7日お花見宴会プランも登場する予定です。
閉園のニュースの合わさってちょっと混雑するかもしれませんね。
石神井川の表情は、都市河川そのもの
都内から湧き出て都内の隅田川に入っていく石神井川は都会の川です。
練馬区や板橋区になるとコンクリートで川岸が固められて、のどかな風景は一切ありません。
正直に言うと大きな側溝のようにも感じられるくらい無表情です。たまに川岸で遊べるところもあるようですが、表情はコンクリートで硬いです。
一部水源地の花小金井では暗渠にもなっているようですので、本当に風の通り道として、雨水などの排水路としての役割が強いのでしょう。
昔には氾濫もして一級河川としても威力は依然あるようです。
藤田好三郎さんの思い
としまえんの創始者である藤田好三郎さんは「運動と園芸を東京市民に広く奨励するため」自分の所有地を市民に公開したのがとしまえんの始まりです。1926年(大正15年)のころです。
当時は運動場や噴水、公園がメインだったのが今ではアトラクションがメインの都内有数の遊園地になっています。水を利用したプールやフリュームライドもありますので、水煮缶連が強いですね。
そんなとしまえんも閉園の話が現実的になっています。
閉園後は都の公園とハリーポッターのテーマパークとなるということですが、公園に再びなるというのは藤田好三郎さんのとしまえん開園の当初の意思に戻っていくというのは偶然なんでしょうかね。
当然公園ですので入園料はかからないと思いますが、みんなが楽しめる場所になるといいですね。
としまえんに行った際には藤田好三郎さんの思いも感じてみるとちょっと違う気分になるかもしれません。
閉園になる前に一度行ってみてくださいね。